本日3/21は「春分の日」。祭日ですね。
年度末を目前にして、来年度のことを思いながら作戦を練るような、なんとも大事な休日です。
(いや、そんな風に使ったことないけど)
シンガポールでは普通に平日です。
(まあ、春分とか秋分とかちゃんちゃらおかしいよね、常夏で)
というわけで今回はみんな大好き「休日」についての話題。
もくじ
シンガポールの休日(祝日)
シンガポールにも、国で定められた「国民の休日」(Public Holiday)があります。
MOM(Ministry of Monpower)が定めており、しっかりWebサイトにも掲載されてます。
あれ、気づきました?
そう、シンガポールは日本と比較すると休日が少ないんです。
なんと年10個、11日(旧正月が2日間)の休日しかない!
そもそも正月も元旦しか休みじゃないし、
あ、なんだ〜旧正月だよね、とか思っても2日間の休みしかありません。
多民族が集まる国家なので、キリスト教の祭日が2日、イスラム教が2日、仏教が1日、ヒンドゥー教が1日。
あとは正月、旧正月(2日間)、独立記念日、労働者の日(メーデー)、で11日。
日本のように天皇の代替わりで休日が増える見込みもないでし、おそらくこれはほぼ変わらないでしょう…!
日本では「国民の祝日」って何日あるのか知ってる?
そう言われると、そもそも日本って国民の祝日、いったい何日あるんでしょうか。
答えられますか??
答え:16日間 です。なんか、意外と少ないような気がしませんか?
世界的にどうなんだろう?
さて、2カ国間の休日を見ると、日本は休みが多いんだな!なーんて思いますが、世界的に見るとどうなんでしょうか。
参考 祝祭日数世界1位!日本人は休みすぎ!?プレジデント オンラインやっぱり法定休日は日本は多いということがわかりますね。
実際には「日本人は休んでる?」有給休暇の取得率。
とはいえ、「日本人は働くのが好き」「休みを取らない」という言葉はよく聞きますよね。
そう、企業勤めのビジネスマンであれば、「有給休暇」というものがあります。
もちろん企業ごとに付与日数は違いますが、先ほどの記事によれば、日本では20日の有給付与日数に対して、50%の平均年10日を消化しているとのこと。
ここらへんが日本人は休まないと言われるゆえんでしょう。
なんせ、フランスでは30日間の有給付与に対して、ほぼ100%消費。
聞いたところによると、足りなければ欠勤でもいいから休暇数を増やして取得している人も普通なんだとか。
(フランスが本社の企業に勤めている妻からの談)
きっと「30日間有給取るなら法定休日なんかいらないじゃん!」という感じですよね、日本人からしたら。
とはいえ、やっぱりシンガポールはあんまり休みがない。
シンガポールでも14日間は平均的に取得されているということで、法定休日数+有給休暇消化数ではあまり差はないように見られます。
しかし、日本では年末年始の休暇や、夏季休暇でさらに10日間ほどの休暇があるので、実際には「休み少ないなぁ」と感じる方も多いかもしれません。
ちなみに、風邪などの体調不良を原因として休む際には、有給休暇とは別に概ね14日間の休暇が付与されるので、有給休暇の半分くらいは体調不良で休んでいるという方にとっては、十分におやすみがとれる制度かもしれません。
休みは計画的に、自発的に。
日本では「与えられた」休暇で休みをとり、「取得できる」休暇はなかなか消化できない。
「周りに悪いし」とか「仕事まだあるし」とか、配慮と遠慮に富みまくった日本人らしさが数字に現れてます。
正直共感しちゃいます。(結構休みとるのってエネルギー要りますよね。)
『働き方改革』で有給休暇消化数がどの程度変わっていくかもわかりませんが、有給休暇は「権利」なので、「取得したいときにしっかり取る」。これが大事そうです。
法廷休暇が少ない国では、必然的に強く感じられてきますね。
「もともと休暇が少ないんだから、主張して休まなきゃ!」
ということで、こんなとこからも自己主張の能力が鍛えられていたりして。
なんて、あまり祝日に関係ない駐夫の立場から、お届けしました。